取り扱い注意! ドローンのバッテリーの話
ドローン教授っす。今日もよろしくね~ 今日はドローンのバッテリーについて説明するぞ~。
バッテリーですか? いつもスマホとか充電してますし、何か勉強することなんてありますかね~
あちゃ~ こういう事いう人が起こしちゃうんだよね~
何を起こしちゃうんですか? 墜落事故ですか?
それもあるよ。でももっとやばいのは、火事じゃね
lesson10 取り扱い注意! ドローンのバッテリーの話
ドローンのバッテリーは何?
ドローンのバッテリーは、リチウムポリマー電池が多用されておる
リチウムポリマー電池とは通称リポバと呼ばれていて、現在飛んでいるドローンのほとんどが利用しています。
リチウムポリマー電池とは
リチウムポリマー電池は、リチウムイオン電池の一種です。リチウムイオン電池は、有機物の電解液が使用されていて、高出力で安価というメリットもありますが、液漏れや発火の危険性が高い商品でした。
一方、リチウムポリマー電池は、リチウムイオン電池で使う電解液をゲル状にして、発火のリスクを軽減した商品となります。
小型のトイドローンでは、アルミラミネートの袋に電解質を封入したもので、そのまま単体セルで使用されます。
中型機では、セルをプラスチックケースにまとめて、バッテリーパックとして使っています。
リポバッテリーの1セルは3.7Vです。表記に3セルと書いてあれば、3.7X3=11.1Vとなります。
容量は、1セルで300mAhです。「2000mAh」などの表記が容量を示しています。
「○○C」という表記は放電能力の表記です。数字が大きい程、高い放電能力があるという事になります。
リチウムポリマー電池のメリット
・エネルギー密度が高い
・有害物質が少なく、放電も早い
リチウムポリマー電池のデメリット
・高価
・充電方法を間違えると、内部蓄積したガスにより爆発する
・軽量化の為、堅牢ではない
・繊細 の為、衝撃や水分、高熱にさらされると、故障、発火、爆発する
リチウムポリマー電池の故障
リチウムポリマー電池は内部が故障すると、おもちのように膨らんできます。こうなったら発火や爆発の恐れがあるので使用を中止してください。
充電したはずなのに、なっていなかったり、パワー不足を感じた時は、故障の予兆ですので注意が必要です。
保管方法
22度~28度での保管が推奨されています。ほとんどのメーカーは、45度以上での故障を保障外としています。
夏場の車中厳禁。
冬場は暖房器具から遠ざけましょう。
耐火性、防水性に優れた入れ物で保管しましょう。コネクター同士のふれあいもショートの原因になるので、キャップをつけるか、間をあけましょう。
フル充電状態での長期保管はバッテリーを劣化させてしまいます。
40~65%まで放電してから保管しましょう。管理アプリの利用や、ホバリングでの調整が必要です。
やってしまいがちな注意点
・過充電しない! 発火のおそれがあります。そのため、
バッテリーを充電中、出来る限り目を離さない。
バッテリーの事故の70%は充電時におきておるのじゃ
すぐに対応できる距離にいないとですね。充電しながらのお出かけ禁止!
・適合した充電器以外で充電しない。メーカーの保障も適応外ですし、故障の原因になりやすいとされます。
・何度も充電するときは、冷めるまで時間をおく。40度以上のまま充電は故障の原因になりますので、連続飛行させる場合は、予備のバッテリーとローテーションが必要です。
・リチウムポリマー電池の特性上、残量が減ると急激に減ります。帰還させる為にぎりぎりまで飛ばさず、必ず30%は残しておくようにしましょう。
廃棄方法
膨らんでしまったバッテリーは、使用できません。バケツの中で塩水につけます。するとバッテリーから泡がでてきます。その後、自治体の指示に従って破棄するようにしましょう。
まとめ
ドローンのバッテリーは思ったよりも繊細なのじゃ。
僕みたいですね。教授も僕の取り扱いにご注意を
くらだない事言ってないで、リチウムポリマー電池の特性を十分理解し、落下事故や、火災、爆発事故をおこさないように、十分注意するのじゃぞ!!!!!
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