ドローン初フライト! 準備からフライトまでの流れ
ドローン教授っす。今日はドローンを初めて飛行させるまでの一連の流れを勉強してみたいと思う。
え? ドローンって箱から出して、充電して、GOって感じかと思ってました。
確かに特別な設定をしないで飛行可能なものもあるが、そうじゃない場合の、フライトまでの流れを知っておいたほうが良いのじゃ。「ペアリング」や「キャリブレーション」知らんじゃろ
ペア? キャリブ?……
準備はとても大事じゃ。本日は、ドローンの初フライト準備に関する勉強をするぞ~
lesson27 ドローン初フライト! 準備からフライトまでの流れ
初期設定
まずは、自分の機体と、プロポ(送信機)をリンクさせなければならない。それを、「ペアリング」とよぶのじゃ
自分の機体を第三者のプロポで操作されては困りますもんね
スマートフォンやタブレットを使用する場合は専用アプリのダウンロードが必要です。
フライトの準備
離着陸の場所の確保
ドローンは離陸の時に、思わぬ動きをする可能性がありますので、離着陸の場所が、開けた場所を選びます。もし、地面が土や、砂の場合、飛散が発生しますので、車や周囲の建物に注意が必要です。
覚え取るか? ダウンウオッシュじゃ。意外にすごい風じゃ。
ダウンウオッシュに関しては、レッスン13で勉強しました↓
ボードやシートを張る等の対策をしましょう。
機体の点検
ブレードに傷がないか。ボルトのゆるみ、断線していないかをきちんと確認します。
電源を入れる
必ず、プロポの電源を機体より先にいれるのじゃぞ
そして、ステックやスイッチ類の確認をします。制御モードや、マニュアモードになっていないか確認して下さい。
次に機体の電源を入れます。
機体のセンサーに異常がある場合は、機種によって警告が出ますので、取り扱い説明書を確認し対応してください。
キャリブレーションを行う
センサーの初期設定作業を「キャリブレーション」と言うのじゃ。
キャリブレーションの方法については、メーカーの機種事に違いますので、それぞれの取り扱い説明書の指示に従ってください。
例 コンパス キャリブレーション・・・正確な方位を取得する為に行う作業です
IMUキャリブレーション・・・・・・安定した飛行をするように内部に組み込まれた姿勢制御装置の数値のズレを確認します。
安全性の確保
操縦者は帽子等で頭を守ったり、サングラス等で目を守る事も大事です。何が起こるかわかりません。加えて、だれがドローンの操縦者なのか解りやすくしておきましょう。場合によっては、適宜補助員を配置する等、安全に配慮が必要です。
フライト
フライトプランを確認する
離陸から着陸までの一連の流れをフライトプランというのじゃ。離陸前にシミュレーションするのがとても大事じゃ
プロポにタイマー機能があるか確認します。なければ手元にタイマーを準備します。タイマーがあると今後の飛行時間の計画に役立ちます。
ローターを起動
ローターを起動させた時点で、異音がしないか確認します。異音がする場合、ブレードの取り付け方向が違ったり、亀裂があったりしますので、すぐに機体の電源を切って点検してください。
バッテリーの数値確認
ローターを回転させた状態で、一度バッテリー残量の確認をします。バッテリー異常があれば、残量が急激に下がりますので注意してください。
ローター起動時に、タイマーも作動させます。
バッテリーに関する知識は、レッスン10で勉強しました↓
動作確認
周囲の状況をきちんと確認して、離陸させます。その時、機体が2m程上がったところで、エルロン、ラダー、エレベーターがきちんと作動するか動作確認をします。
この段階で、もう一回バッテリーの残量確認じゃ。しつこいくらいが丁度いい!!
ずべてクリアー(問題がない状態)の場合、フライトプランに沿って飛行開始です。
電波の届く範囲等は、レッスン9で勉強しました↓
離陸
ドローンは降下時、地面効果が発生し、不安定になりがちなので、時間に余裕をもって着陸態勢に入ります。
バッテリーもぎりぎりまで使い切らないようにしましょう。
検定問題
ドローンの教科書 標準テキスト 無人航空従事者試験3、4級問題より
問1 フライト準備の説明として、適切でないものを選びなさい。
① 地面が土や砂などの場合は、離陸時のダウンウォッシュに備えて、ボードやシートを張ってヘリポートを設置した方がよい
② 操縦者が一目でわかるように、分かりやすい服装格好が望ましい
③ 機体の電源を投入してから、プロポの電源をいれる
④ 飛行前にキャリブレーションを行う
ドローンも保障付きでレンタル可能です↓
A1:③
まとめ
なんでもそうだが、段取りが大事じゃ
そうですね。いい結果の為にいい準備が必要ですね。
参考:ドローン検定協会公式BOOK ドローンの教科書
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