2021年6月 航空法改正! 操縦ライセンスって何?
ドローン教授っす。今日から航空法について、より詳しく勉強してみたいと思う。2021年6月4日に、航空法改正案が可決成立しましたのじゃ。あまたつ君にとって、とても気になる項目あったよね。
はい! ドローンの資格が国家資格になるんですよね!(今私が一生懸命に勉強してる無人航空従事者3級は、ドローン検定協会の民間の資格です。)
そうじゃ。今まで、ドローンの資格は民間の資格しかなかったものが、国家資格(ライセンス)が導入される事になったのじゃ。
気になってしかたありません! 詳しく勉強する前にまずその全容を教えて下さい!
わかった。その改正で、どうやら 操縦ライセンスは2種類になったようなのじゃ。本日は、航空法改正で決定した、操縦ライセンスに関する勉強をするぞ~
lesson29 2021年航空法改正! 操縦ライセンスとは!
操縦ライセンス
2021年6月4日に、航空法改正案が可決成立し、国家資格(ライセンス)が導入される事になりました。
操縦ライセンスは2種類になりました。
操縦ライセンスの種類
一等ライセンス(一等無人航空機操縦士)と二等ライセンス(二等無人航空機操縦士)じゃ。
これは国が進める 、これからのドローンの方向性を明確にするものと言えます。
国は「レベル4」と言って、「有人地帯における目視外飛行(補助者なしの完全目視外)」
を目指しています。
人が行き交う町の中を、勝手にドローンを飛ばして物を届けたりできる社会にしたいようですね
特に、離島や、災害地区などで活躍が期待されているという事です。
飛行形態の類型
先ほど少しふれた「レベル」について説明するぞい
飛行形態は、レベル1~4まであります。
レベル1
目視内での手動操縦(補助者を配置しての目視外も含む)
レベル2
目視内での自動操縦・自立飛行(補助者を配置しての目視外も含む)
レベル3
無人地帯における目視外飛行(補助者なしの完全目視外)
レベル4
有人地帯における目視外飛行(補助者なしの完全目視外)
見ながら ドローンを飛ばすか、見てないかがレベルの差ですね。
飛行リスクの類型
この分け方はカテゴリーⅠ~Ⅲに分類されます。
カテゴリーⅠ
人の少ないエリアでの日中における目視内飛行
カテゴリーⅡ
目視外など比較的リスクの高い飛行を行うが、補助者を配置し立ち入り管理措置を講じることにより、第3者上空の飛行は行わない飛行
カテゴリーⅢ
有人地帯での補助者なし、目視外飛行やイベント上空の飛行
ちょっとわかりずらいかもしれんが、このカテゴリーが今回のライセンスに関係してくるのじゃ
国家資格ライセンス
一等ライセンス(一等無人航空機操縦士)
一等ライセンス(一等無人航空機操縦士)は、上記のカテゴリーⅢ を行えるライセンスという事になります。つまり、第3者の上空を飛行させるのに必要なライセンスという事になります
二等ライセンス(二等無人航空機操縦士)
二等ライセンス(二等無人航空機操縦士)は、上記のカテゴリーⅡに入るライセンスです。
二等ライセンスは、ドローンを飛ばす為に必ず必要な資格というわけではないようです。許可承認がいらない部分があるという、ある意味、あってもなくてもいい、という感じです。つまり、この
二等ライセンスがなくても、許可承認作業を行えば、二等ライセンスを持っている人と同様の飛行が出来るという事です。
まとめ
今回新たに創設する免許制度の目玉は、「レベル4」じゃ。
その「レベル4」カテゴリーⅢを飛行させる事が出来る「一等ライセンス」、「レベル4」は飛行出来ないが、飛行技術を証明する「二等ライセンス」と言えるとわかりました。
合わせて、ドローンの安全性を証明する機体認証制度も導入されます。市街地での飛行を求める声に対応した法改正と言えます。
登録講習機関に認定されたドローンスクールで資格取得の試験が行われるようじゃ。まだ、詳細が決まっていないが、今持っている民間資格も無駄にならない配慮もあるようじゃ
今勉強している事はむだじゃないのですね! 安心しました
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参考:ドローン検定協会公式BOOK ドローンの教科書