ドローンに関係する法律 ②電波法
ドローン教授っす。今日は、いよいよ電波法の勉強じゃ
いよいよ?前にも何回もやりましたよね。またっすか~
キミの第一の目標である無人航空従事者試験3級に出る電波法の事を総復習じゃ
もう、覚えましたよ~。以前に周波数の事たくさんやりましたし~
そんな事いうなら、あまたつ君。無線局の定義言ってみてよ
ぎくっ! 無線局? 前にやったような、やらなかったような。
ほら! 覚えてないでしょ!それ試験にでるもん。やるしかないっしょ。と、いう事で、今日は電波法についてです!
lesson33 ドローンに関係する法律 ②電波法
電波法とは
電波の公平かつ能率的な利用を確保する事によって、公共の福祉を増進する事を目的とした法律です。日本では、電波の管理は、総務省が所管しています。
電波の定義
第2条第1号 「電波」とは300メガヘルツ以下の周波数の電磁波をいう
無線電信
電波を利用して、符号を送り、又は受ける為の通信設備を「無線電信」と定義されます
ドローンの操縦には、この無線電信が利用されています。
無線電話
電波を利用して、音声を送り、又は受ける為の通信設備を「無線電話」と定義されます
無線設備
この無線電信と無線電話を利用して、その他の電波を送り、又は受ける為の電気的設備を「無線設備」と定義されます
無線局
この無線設備自体や、無線設備を操作する者の総体を「無線局」と呼ぶのじゃ
電波法における無線局の定義
第2条第5号
「無線局」とは、無線設備及び無線設備の操作を行うものの総体をいう。但し、受信のみを目的とするものを含まない。
プロポ(送信機)はそれだけで無線局なのじゃ!!
でも、無線局の開設には総務大臣の免許が必要なのでは?
お! 覚えとったか! それ重要! でも例外がある。一部の検査を受けた無線局の使用については、免許や申請が不要になるのじゃ。それが、何度も出てくる「技適マーク」じゃ
ほんとだ!私のプロポ(送信機)にも技適マークのシールが貼ってあります!
技適マークが付いていても免許が必要な電波の出力
以前にも説明したが、もう一度まとめます。電波の出力で違うので注意じゃ
免許・届け出不要でラジコン・ドローンで使用可能な周波数
27MHz 40MHz 72MHz 2.4GHz
2.4GHzはあらゆるデータ通信に利用されています。ドローンの大手企業DJI製品をはじめとして、ほとんどの民生ドローンがこの2.4GHz帯を利用しています
免許・届け出が必要な 周波数
5.7GHz 5.8GHz
・5.7GHzは主に大型の商業ドローンで使用されます。
必要な免許は、「第三級陸上特殊無線技士」
・ 5.8GHzは、主にFPVゴーグルを装着してのドローンレースで使用され、特に海外製品に多い周波数です。
必要な免許は、「第四級アマチュア無線技士」
詳しくはこちらで説明しています↓
もっと 詳しくはこちらをご覧下さい↓
総務省 電波利用ホームページ|その他|ドローン等に用いられる無線設備について
検定問題
ドローンの教科書 標準テキスト 無人航空従事者試験3、4級問題より
問1 電波法における「電波」の定義として正しいものを選びなさい。
① 可視光線を含む波動性をもったすべての電磁波
② 300万メガヘルツ以下の周波数の電磁波
③ 弾性体を伝播するあらゆる弾性波
④ 3THzを超える周波数の電磁波
ドローンの教科書 標準テキスト 無人航空従事者試験3、4級問題より
問2 電波法における「無線局」の説明として正しいものを選びなさい
① 映像によって様々な番組を放送する設備
② 申請に応じて、周波数を割り当てる機関
③ 無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体
④ 電波が正しく使用されているか検査を行う機関
まとめ
すごいですよね~ もうドローン操作する時点で自分は「無線局」なんですね
そう。免許と申請がいらない場合と必要な場合をちゃんとしとかんと、法律違反じゃからな!それと、格安で買ったドローンに技適マークついてない時あるから、買う前に注意してね
A1:② A2:③
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参考:ドローン検定協会公式BOOK ドローンの教科書