ドローンはどのくらいの風まで飛ばしていいの?
ドローン教授っす。今日もよろしくね~ 今日はドローンと風の関係について説明するぞ~。
ところで、最近ニュースで医療関係者に吉野家の牛丼を運んだ事をやってましたけど、
雨の日とか、風が強くて飛べない日はどうするんだ?っていつも思うのです
珍しく、まともな事をいうじゃないか。あまたつ君。確かにドローンの敵は風じゃ
そうですよね。どの程度の風速で、牛丼が運べなくなるのかとても重要です!医療関係者は腹を空かして、ツバメの子供みたいに待ってるのに!
牛丼って……。ま、とにかく、ドローンと風の関係の勉強をしよう!
lesson11 ドローンはどのくらいの風まで飛ばしていいの?
ドローンと風の関係
ドローンを飛ばす事が出来るのは風速何mか
ドローンを飛ばす事の出来る風速に法的規制はない。しかし、一般的には秒速5mまでと言われておる。許可申請の中でも、「5m/s以上の風が吹いていたら飛ばさない」という条項があるのじゃ。
秒速5m(5m/s)?微妙すぎて……わかりません。
気象庁のサイトに、「気象庁風力階級表」があります。
出典:気象庁HPより
これもまた微妙っすね
地上と上空
ドローンの重さと風の関係
ドローンが耐える事が出来る風速は、重くなればなるほど、耐える事ができます。
200g以下のトイドローンは屋外では風の影響をもろに受けますが、産業用の重いドローンは比較的耐える事が出来ます。
風速計と吹き流しのチェック
初心者の時は、風速計を持ち歩くのもいいでしょう。
吹き流しとは、高速道路などで見かける
こういうやつですが、真横にたなびいている時は風速10m、45度が5mと言われています。
これもあくまでも目安です。
ドローンとGPS
GPS内蔵のドローンは、風になびかないように、必死にその場に留まろうとします。しかし、それが強風に対抗出来るものではなく、5m/sを超えたころから、GPS位置を保持出来ずに流されます。その為元に戻ろうと必要以上のバッテリーを消費してしまいます。
もう一つのルール
風速5m/s以下というルールの他にも、「合計速度7m/s」というルールもあります。
風速が5m/s以下であっても、ドローン自体の速さと合わせて7m/sとなってしまうのもダメというルールです。
検定問題
参考:ドローン検定協会公式BOOK ドローンの教科書
ドローンの教科書 標準テキスト 無人航空従事者試験3、4級問題より
問1 風速の特性として正しいものを選びなさい
① 地上の風速はどこでも一定である
② 風速は建物有無によって変化しない
③ 地上より海上の方が風速は遅い
④ 高度があがるほど風速は速い
A:④
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まとめ
感覚がつかめないうちは、風速計で確認するのがよいじゃろう。そして、まわりの状況、木々のゆれや、旗のなびき方など、注意して観察し、経験を積むしかないじゃろな。
わかりました! 5mを1秒で走ってみて、風を体感します!
体感するのは良いことじゃが(いつもピントがずれとる)……。ま、強風の中飛ばす事は、バッテリーもいつも以上に消費するし、墜落の危険も高くなる。飛ばさない勇気も必要じゃの