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まさにラビリンス! 電波法の免許の種類

 ドローン教授っす。今日は電波法、特に免許の勉強じゃ

たしかに、電波における免許の種類がありすぎて解りにくいですよね

第一級総合無線通信士のような上位免許から第四級アマチュア無線技士のような下位免許まで、23種類もあるのじゃ

すごい数ですね!

そうなのじゃ。ある資格はこれができるけど、あれはだめ。とか、この資格は、この資格の分野は出来るとか、非常にわかりづらい

そんなややこしいことが、ドローン検定2級の試験に出るんですか!

出る。しかし、覚えておかなければならない要点をつかめば大丈夫じゃ。という事で、電波法の復習と、免許について始めるよ~

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lesson49 まさにラビリンス! 電波法の免許の種類

 

電波法

電波法の基本的な詳細の説明については、今まで授業したよ

 

amatatu-i.hateblo.jp

 

amatatu-i.hateblo.jp

忘れてはいけないのが、電波に関する国際的な取り決めを行っているのが、国際電気国際連合(ITU)という組織で、日本もそれに批准しているということですよね

そうじゃ。国際電気通信連合条約国際電気通信規制(IRT)が定められておる

電波法の目的

電波法第一条で、「電波の公平且つ能率的な利用を確保する事によって、公共の福祉を増進する事を目的とするとある」ちなみに、あたつ君、電波法の所管は

警視庁とか国土交通省とか、バラバラでなんとかならないのしょうか。ドローン省とか一つにまとめて欲しいですね

なんだかんだ言って、忘れたんじゃろ。総務省じゃ

電波法における免許

無線局の開設には2つの免許が必要じゃ。「無線局の免許」「操作を行う者の免許」じゃ

車で例えるなら、車検証と運転免許証みたいなものですね

通信操作

無線電信や無線電話などの通信を行う操作をいいます。

技術操作

通信が能率的かつ確実に行われるように、通信操作に対応して無線設備の調整およびこれに付随する操作をいいます。

無線従者の種類

無線技士系・・・技術操作を主にする

アマチュア無線技士系・・・個人の趣味として無線局を運用する

特殊無線技士系・・・通信士や技術士系の下位資格として操作できる範囲を限定したもの

特殊無線技士系の資格では、アマチュア無線技師系の操作範囲の操作は行えず、一方で、アマチュア無線技師系の免許で業務に関わる操作の範囲の操作はできないのじゃ

もうすでによくわかりません

さっきも触れたが、無線従事者の種類は23種類もある。これには電波に関する古い歴史が関係してくるのじゃが、複雑すぎて説明しきれない。とにかく今の現状はこうじゃ

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参考:

総務省 電波利用ホームページ|免許関係|無線従事者資格一覧

無線従事者免許の相互関係

この23の資格の中で、上下関係があるのですね

もちろんじゃ。でもかなりむずいから、ドローン検定2級のための要点まとめま~す

・通信操作では、第一級総合無線通信士が最上位免許で全ての操作が可能。

・技術操作では、第一級陸上無線技士が最上位免許で全ての無線技術操作が可能。

・第一級総合無線通信士は第一級陸上無線技士の操作を除く全ての操作が可能

・特殊無線技士系の免許は、アマチュア無線技士の範囲の操作ができない

特殊無線技士系を除く資格のうち、第三級海上無線通信士以外は、どれも第四級アマチュア無線技士の操作範囲を操作できる。

つまり、特殊無線技士系の免許は、業務での無線操作に限定され、趣味を含む私的な操作はできないのじゃ。

第四級海上無線通信士の免許で、アマチュア無線技士の範囲OKなのに、第三級海上無線通信士の免許では操作できなくなるそうですね。まさにラビリンス!くわしくはHPで↓

www.soumu.go.jp

アマチュア無線局の保証認定による開設

アマチュア無線技士の操作範囲である、個人の趣味等での運用を目的とした無線局をアマチュア局と呼びます。

・FPV送信

・技適マークがない送信機

・技適マークがついた送信機に増幅器や付属装置を取り付けたもの

・自作送信機で、空中線電力200W以下

 

以上のものについては、第三者機関(アマチュア局の保証実施者)が実施する、アマチュア局にかかわる技術基準に適合している事の保証を受けて免許申請を行えば、無線局検査省略で免許を受ける事が可能です。

アマチュア無線技士と陸上特殊無線技士

5GHz帯の電波を用いる映像伝送装置によってFPV飛行を行う場合、第四級以上のアマチュア無線技士か、第三級以上の陸上特殊無線技士の資格が必要となります。そして、個人の趣味で用いるのか、業務として用いるのかで、必要となる資格が変わります。

もし個人の趣味としてドローンレースに出場する場合第四級アマチュア無線技士で十分です。

ただし、賞金目的での参加の場合は、アマチュア局免許及びアマチュア無線技士免許では操作出来ません。

一方の第三級陸上特殊無線技士の免許で個人の趣味の飛行は出来ません。

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検定問題

 ドローンの教科書 標準テキスト 無人航空従事者試験上級テキスト問題より

問1 5GHz帯の電波を用いる映像伝送装置によって無人航空機に取り付けられたカメラの映像を操縦者に伝送する無線設備を個人の趣味で運用するとき、無線従事者に求められる資格を選びなさい

① 航空特殊無線技士

② 第三級海上無線通信士

③ 第三級陸上特殊無線技士

④ 第四級海上無線通信士

問2 第四級アマチュア無線技士の操作範囲の操作を行える無線従事者の免許として誤っているものを選びなさい

① 航空無線通信士

② 第二級陸上無線技術士

③ 第三級海上無線通信士

④ 第四級海上無線通信士

 


 

ドローンも保障付きでレンタル可能です↓

A1:④ A2:③

まとめ

いや~。ややこしい。海上・陸上・特殊 様々じゃ

FPV飛行するときは、十分注意ですね

そうじゃ。最近ではFPVで撮った画像をユーチューブで公開して収益を得る目的の場合、アマチュアではないという話しも聞く。十分注意するのじゃぞ

参考:ドローン検定協会公式BOOK ドローンの教科書

部屋の中での練習には最適じゃ↓

 

 

 

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